「重いギターとデジタル嫌い」を克服せよ!62歳、青春の音をもう一度【エレキおじさんの趣味道】

こんにちは、エレキおじさんです。

定年まであと少し。この歳になると、同年代の仲間と酒を飲めば「定年後、何する?」なんて話題になります。 「特にやることがないから、家でゴロゴロかなあ」なんて寂しいことを言う友人もいますが、私は声を大にして言いたい。

**「定年後こそ、人生の本番だ!」**と。

私の夢は、なんとかして手に入れたキャンピングカー(もしくは自作の車中泊車!)に愛する妻と乗り込み、気ままに旅して釣り三昧の生活を送ることです。

でも今日は、釣りの話ではありません。もう一つの私の相棒、「ギター」の話をさせてください。 実は最近、私たちの世代特有の「壁」にぶち当たり、それを乗り越える新しい楽しみ方を見つけたんです。

もしあなたが、「昔は弾いていたけど、最近は億劫で…」と感じているなら、ぜひ読んでみてください。

60代ギタリストに立ちはだかる「二つの壁」

サービス業界と物流業界で長年働いてきた私も62歳。気持ちは20代のつもりですが、悲しいかな、体は正直です。 私たち世代が再びギターを手に取ろうとした時、どうしても避けて通れない壁が二つあります。

1. 体がついていかない(フィジカルの壁)

若い頃、喉から手が出るほど欲しかったブルーフィニッシュの「YAMAHA SG2000」。 高中正義先生が弾くあの姿に憧れましたが、当時の私には高嶺の花でした。

代わりに、社会人になって初めて手にした給料を握りしめ、足りない分はローンを組んでようやく手に入れたのが、弟分の**「SG1000」のレッドサンバースト**です。 当時はこのずっしりとした重さが「大人の階段を登った証」のように感じて誇らしかったものです。

しかし今、久しぶりにケースから出して抱えてみると、その重さが私の腰には凶器となります。 立って弾くなんて数分が限界。座って弾いても、太ももが圧迫されて痺れてくるのが目に見えています。 それに加えて、指の関節も強張ってきて、昔のようにFコードをガシッと押さえたり、速弾きを決めたりするのが難しい。「老眼」でチューナーの針が見えにくいのも地味に辛いですよね。

「もう、昔みたいには弾けないのかな…」

そう諦めかけていたのが、少し前の私です。

2. 機械がわからない(デジタルの壁)

もう一つの壁が、機材の進化です。 私たちの正義は「真空管アンプ」と「アナログエフェクター」でしたよね。マーシャルやフェンダーの直アンこそ至高。

ところが今の主流は何かと聞けば、「アンプシミュレーター」だの「マルチエフェクター」だの、パソコンで曲を作る「DAW」だの…。 正直、最初は思いました。 「デジタルの音なんて嘘くさいし、薄っぺらいだろ」 「ボタンや液晶画面が多すぎて、使い方がさっぱりわからん」

この食わず嫌い、いわゆる「デジタルアレルギー」が、私たちをギターから遠ざけている大きな原因だったんです。

「ジャパンヴィンテージ」×「最新デジタル」という解決策

しかし、休職中の時間を使って色々と試した結果、私は一つの答えにたどり着きました。 それが**「昔のギターを、最新の便利な機械で鳴らす」**というスタイルです。

家の中で「あの頃の音」を出す魔法

食わず嫌いをやめて、楽器屋の若い店員さんに勧められるまま、**YAMAHAの「THR」**というデスクトップアンプや、**BOSSの「KATANA」シリーズを試してみました。小型のマルチエフェクターZOOM「MS-50G」**なんかもそうです。

驚きました。 ヘッドフォンや小音量でも、まるで真空管アンプをフルボリュームで鳴らしたような「歪み」や「粘り」が出るんです。

高中正義のあの伸びやかなトーンや、Charの気絶しそうなカッティングの音が、自宅の書斎で、しかも近所迷惑にならない音量で再現できる。 操作も最近のものはスマホアプリで調整できたりして、老眼で小さなツマミを見るよりよっぽど楽だったりします(笑)。

重いギターは、座って弾けばいい

そして気づいたんです。無理に立って弾く必要はないと。 最新のデジタル機材があれば、大きなアンプを運ぶ必要もありません。 手元には、青春の輝きを放つレッドサンバーストのSG1000や、「グレコ」「YAMAHA」が作っていたジャパンヴィンテージのギターたち。

これらは今の安物とは作りが違います。木が乾いて、最高の鳴りをしてくれる。 この愛機たちを膝に抱え、最新のアンプに繋ぐ。 体への負担を最小限に抑えつつ、出てくる音は最高峰。これが私たちシニア世代の最適解ではないでしょうか。

趣味を楽しむために必要なこと

こうして私は、ギターという趣味を「再起動」させることができました。 没頭できる趣味があるというのは、心の若さを保つ一番の薬です。「暇だ、孤独だ」なんて言っている暇はありません。

ただ、これを長く楽しむためには、やはり**「健康」と、機材を更新するための「ちょっとした小遣い」**が必要です。

定年後、キャンピングカーで旅をしながら、旅先でポロロンとギターを爪弾く。 そんな最高の老後を迎えるために、今はしっかりと体を治しつつ、在宅でもできるような仕事で軍資金を貯める計画を練っています。

皆さんも、押し入れに眠っているギター、引っ張り出してみませんか? 大丈夫、最新の機械が、衰えた指先をしっかりとサポートしてくれますよ。

それでは、また次回の記事で。エレキおじさんでした。

【今日の教訓】 食わず嫌いは損のもと。デジタルはシニアの味方だった!

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