『私をスキーに連れてって』世代の現在地。60代、遊びの主役に戻るために必要な「足腰」と「妻との時間」

こんにちは、エレキおじさんです。

突然ですが、みなさんは1987年、何をしていましたか? 私は20代半ば。世はまさにバブル前夜。

ユーミン(松任谷由実)の『サーフ天国、スキー天国』が街中に流れ、映画**『私をスキーに連れてって』**が大ヒットしたあの頃です。

原田知世さんの白いウェアに憧れ、三上博史さんが駆るトヨタ・セリカGT-FOURが雪道を爆走するシーンに痺れ……。 金曜の夜仕事が終わると、寝ずに車を飛ばしてスキー場へ向かったものです。 あの頃の私たちは、体力なんて無限にあると思っていましたよね。

あれから約35年。 あの頃ブイブイ言わせた私たちも、今や還暦越えの62歳。 「気持ちはあの頃のまま」なんて言いたいところですが、現実はどうでしょう?

今日は、そんな私たちが**「人生の第2章(定年後)」**を最高に楽しむために、今直視しなければならない「健康」と「夫婦のあり方」について、自戒を込めて書いてみようと思います。

膝の違和感は「遊び」への警鐘だった

実は私、少し前に膝を痛めまして、今は少しゆっくりとした時間を過ごしています。 若い頃なら「寝れば治る」で済ませていたことも、60代になるとそうはいきません。

家で愛用のギター(YMAHA SG1000)を磨いたり、次の釣行に向けてリールのメンテナンスをしたりしながら、ふと思ったんです。

「あ、このまま足腰が弱ったら、夢だった『夫婦で釣りと車中泊旅行』に行けなくなるんじゃないか?」

これが、一番の恐怖でした。

老後の不安というと「お金」のことばかり取り沙汰されますが、私にとっては**「遊ぶ体力がなくなること」**の方がよっぽど怖い。 釣り場のテトラポットを降りるバランス感覚、キャンピングカーを長距離運転する集中力、テントを設営するスクワットのような動作。

これら全て、**「健康な足腰」**があってこそなんです。

60代からの筋トレは「趣味」のための投資

そこで私は一念発起しました。 リハビリを兼ねて、無理のない範囲でのウォーキングと、自宅での軽い筋トレを日課にすることにしたんです。

目的は「長生きするため」ではありません。 **「死ぬまで遊び続けるため」**です。

そう考えると、不思議とスクワットも苦じゃなくなるんですよね。 「この一回が、北海道の渓流でイワナを追う一歩に繋がるんだ」と思えば、DIYで棚を作る時の立ったり座ったりという動作さえ、トレーニングに思えてきます。

同世代のみなさん。もし「最近、出かけるのが億劫だ」と感じていたら、それは心が老けたのではなく、単に筋肉が減っているだけかもしれませんよ。

カフェバー世代の夫婦デート、現在は……

さて、もう一つ大切なのが「妻との時間」です。

80年代、私たちはネオン輝く「カフェバー」で、トロピカルなカクテルを片手にデートをしていました。 今はどうでしょう?

先日、久しぶりに妻と二人で地元の小洒落たカフェに行きました。 薄暗くて雰囲気の良い店内。メニューを開いた瞬間、二人で顔を見合わせました。

「文字が小さくて、読めない……」

結局、スマホを取り出し**「Googleレンズ」**でメニューを読み取って拡大したり、翻訳したり(最近のメニューはお洒落すぎて英語ばかりだったりしますからね)。 かつてスマートに会計を済ませていた伊達男も、今やスマホの操作に四苦八苦です。

でも、妻と二人で「やだねぇ、歳はとりたくないねぇ」なんて笑い合う時間も、案外悪くないなと思いました。

定年後、毎日顔を合わせるようになると、会話がなくなって息苦しくなる……なんて話をよく聞きます。 だからこそ、今のうちから共通の「遊び」を見つけておくことが大切です。

我が家の場合は、それが**「車中泊の旅」**になりそうです。 「あそこの道の駅には温泉があるらしいよ」 「昔スキーで行ったあの場所、雪のない季節に行ってみない?」

そんな計画を練っている時、私たちは昔のように、いや、昔以上にワクワクしている気がします。

定年後は「余生」ではなく「本番」

私は、定年後を「余生」だなんて思っていません。 会社という縛りがなくなり、好きなことに没頭できる**「人生の本番」**だと思っています。

ただ、その本番を全力で楽しむためには、準備が必要です。

  1. 遊べる身体(メンテナンスされた足腰)
  2. 遊べる資金(少しの在宅ワークスキルと貯金)
  3. 一緒に遊んでくれるパートナー(妻との良好な関係)

この3つを、60代の今のうちに整えておく。 それが、かつて『私をスキーに連れてって』に憧れた私たちが、これからの人生というゲレンデを華麗に滑り降りるための秘訣ではないでしょうか。

さあ、膝が良くなったら、まずは作りかけの車中泊仕様車の内装を仕上げにかかりますよ。 DIYもまた、最高の筋トレですからね。

それでは、また次回の記事で。 エレキおじさんでした。

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