【新章・第7回】堤防がダメならサーフへ行けばいいじゃない。ダイワ『オーバーゼア』導入で、W650の限界を超える

こんにちは、エレキおじさんです。

月下美人、アンフィックス、フリーゲームXTという最高のモバイルロッド3本と、自作の工具バッグ(第6話)を手に入れた私。

これで「仕舞寸法50cm以下」のシステムは完成しましたが、釣りへの情熱が高まるほど、関東北部の**「堤防」**に対する不満が大きくなっていきました。

  • 人が多い。
  • 早朝から場所取りが必要。
  • そして、港湾ルールや規制(車両乗り入れ、黙認エリア)に神経を使う。

「もっと広々とした場所で、誰にも邪魔されずに、思い切りロッドを振りたい!」

私が次に目を向けたのは、遥か彼方まで砂浜が続く、広大な**「サーフ(砂浜)」**でした。

サーフの試練と、W650の限界

サーフフィッシングは、ヒラメや青物を狙うロマンがあります。しかし、釣果を出すには**「飛距離」**が絶対条件。

手持ちのフリーゲームXT S70ML(7フィート)でもやれないことはありませんが、沖のブレイク(地形の変化)を狙い、波と戦うには、10フィート以上の専用ロッドが必要不可欠です。

究極のモバイルサーフロッド、ダイワ『オーバーゼア 109ML/M-4』導入

そこで私が選んだのが、**ダイワ『オーバーゼア(OVER THERE) 109ML/M-4』**でした。

  • 全長: 10フィート9インチ(約3.28m)
  • 継数: 4ピース
  • 仕舞寸法: 88cm

苦渋の決断!バイクから車へ

この「オーバーゼア 109ML/M-4」を手にした瞬間、私は苦渋の決断をしました。

「この竿は、W650には積めない」

これまでの私の鉄則である**「仕舞寸法50cmの壁」を大きく超える88cm**。 竿袋に入れて、シートに斜めに括り付けることは不可能ではありません。しかし、運転の妨げになる上、W650の美しいシルエットは崩壊してしまいます。

さらにサーフでは、波打ち際で釣るためにウェーダー(胴長)や長靴といった、かさばる装備が必須になります。

「サーフを本気でやるなら、W650の機動性と引き換えに、車での積載性と快適性を選ぼう。」

このオーバーゼアの導入は、私にとって**「バイク釣行スタイル」からの卒業**、あるいは**「車での専用釣行」の開始**を意味しました。

唯一無二の「ML/M」マルチテーパー

車での釣行を選んだ価値は、このロッドの性能が証明してくれました。

  • MLパワーとして: 20g前後の軽量ミノーやワームを繊細に操作し、ヒラメの微細なバイトを乗せる。
  • Mパワーとして: 30g以上のメタルジグをフルキャストし、大型の青物を強引に引き寄せる。

これ一本で、サーフの刻々と変わる状況全てに対応できる究極のバーサタイル性。 これまでのモバイルロッドとは比べ物にならない、ブランクス全体の**「カチッとした剛性」**があり、その飛距離はまさに圧巻でした。

これで、私のロッドシステムは**「0g台のウルトラライト」から「40g超のパワーゲーム」**まで、完全にカバーされました。

誘惑の始まり、「ルアー沼」への入り口

サーフ釣りを始めたことで、私の道具に対する執着はロッドから**「ルアー」**へと移行していきます。

サーフでは、重いメタルジグやヘビーシンキングミノーが必須。 タックルボックスはあっという間に**「重い金属とプラスチック」**で埋め尽くされました。

「今日はミノーかな?いや、飛距離重視でジグかな?」 この試行錯誤のために、私は底なしの**「ルアー沼」**へと、まんまと引きずり込まれてしまったのです。

しかし、W650の出番を諦められない!

オーバーゼアでのサーフ釣果に夢中になる一方で、私はW650での自由なモバイル釣行も諦められませんでした。

「W650では行けない場所がある」 「車を停めて、さらに砂利道やぬかるんだ未舗装路の奥のポイントへ行けるバイクはないのか?」

次回、W650では攻めきれなかったエリアをカバーするために導入した、「秘密兵器」の登場です。

【次回予告】 第8回:秘密兵器は110ccスクーター。W650では行けない「魔の砂利道」を攻略せよ(涸沼・那珂川編)。 お楽しみに!

⇐もどる  つづき⇒