この記事は、【第二部まとめ】W650×釣り!最強の積載術とロッド探求編(全10話)の第8話です。前回は堤防がダメならサーフへ。4ピースの「オーバーゼア」を導入について語りました。
▶ 前回(第7話):【新章⑦】W650でサーフ釣りに挑戦!4ピース竿『オーバーゼア』で広がるバイク釣行の限界
▶ 次回(第9話):【新章⑨】4ピースロッドの魅力!ラテオ&ディアルーナMBで進化するモバイル釣行の基準
こんにちは、エレキおじさんです。
前回、サーフ攻略のためにオーバーゼア(仕舞88cm)を導入したことで、私はW650での釣行を一時的に諦め、車での釣りが増えました。
しかし、私の釣りスタイルの根幹は、あくまで「バイクでの自由なモバイル釣行」です。 W650を眺めながら、私は考え続けていました。
「W650では、なぜ思い通りに釣りに行けないのか?」
結論は、「悪路への弱さ」でした。
W650の「致命的な弱点」
W650は最高のバイクです。高速道路での快適性、トコトコ走る楽しさ、そして唯一無二のクラシカルなスタイル。
しかし、その「美しさ」こそが、釣り場へのアプローチにおいては致命的な弱点でした。
- 車体が重い: 砂利にハンドルを取られやすく、立ちごけのリスクが高い。
- タイヤが弱い: スリックに近いタイヤなので、ぬかるんだ土や草地ではグリップしない。
- ダメージへの懸念: 泥や砂利を跳ね上げたり、万が一倒したりすれば、美しいメッキパーツや塗装に大きな傷が残ります。
広大な涸沼や、那珂川沿いのシーバスポイントなど、本当に良い釣り場は、決まって「車を停めてからさらに奥へ続く、魔の砂利道」の先にあります。
W650の「カッコよさ」を守るため、私はいつも砂利道の入口で立ち止まり、その奥のポイントを諦めるしかありませんでした。
「奥のポイントまで行くためには、道具を積めて、壊れても気にならないバイクが必要だ!」
秘密兵器、110ccスクーターの導入
そこで私が導入を決めたのが、W650とは対極に位置する存在。 ホンダの110ccクラスのスクーター(例:リード、Dio 110など)です。
中古で安価に手に入れたこのスクーターは、私のモバイル釣行に「革命」をもたらしました。
スクーターは「最強の積載&悪路仕様」だった
このスクーターの真価は、その徹底したカスタマイズにありました。
- 自作の荷台ステーにより、60Lの大型ホームセンター箱(ホムセン箱)を工具なしで簡単に着脱可能。
- シートは後部座席まで続いているが後部座席スペースを広く空け、さらに両側に布製のサイドバッグを装着。
- 積載性においてはもはや文句のつけようのない「最強の釣り仕様」をスクーターで実現したのです。
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スクーターの3大メリット
- 軽くてタフ、そして悪路に強い: 車体が軽く、多少の砂利道なら躊躇なく突っ込めます。最悪、倒してもW650ほどの精神的ダメージはありません。
- 圧倒的な積載力: 60Lのホムセン箱とサイドバッグのおかげで、ウェーダーや長靴などの大荷物も全て積載可能。ロッドケース(工具バッグ)も荷台に横置きで強固に固定できます。
- 燃費と小回り: 近場の涸沼や那珂川沿いをランガンする際、燃費はW650の比ではありません。小回りも利き、狭い漁港内でも邪魔になりません。
涸沼と那珂川、「魔の砂利道」を攻略せよ
このスクーターを導入して、私の釣り場は一気に広がりました。
涸沼編
涸沼のオカッパリ(岸釣り)ポイントは、その多くが農道や未舗装路の奥にあります。 W650で諦めていたあのポイントも、スクーターなら躊躇なく侵入できます。 奥地でセブンハーフやアンフィックスを振ることができた時の感動は忘れられません。
那珂川編
那珂川のシーバスポイントも同様です。 土手の道を降りた先の草地や、川沿いのジャリジャリの道。 最強の積載力を誇るスクーターなら、バイクの横にタックルを広げて釣りができます。
結論:道具は「スタイル」のために選ぶ
W650は「旅」を連れてきてくれますが、スクーターは「釣果」を連れてきてくれました。
私のバイクライフは、「W650(長距離移動&スタイル)」と「110ccスクーター(ランガン&悪路攻略)」という、対極の2台体制になりました。
そして、そのどちらのバイクにも、仕舞寸法50cm以下のモバイルロッド3本は完璧に積載可能です。
これで、海、川、湖、そしてどんな悪路も、私のモバイルシステムは制覇できることになりました。 道具のシステム化は、これにて一旦の「完成」を見たと言えるでしょう。
しかし、私の道具探しの旅は、これで終わりではありません。 この最強システムをさらに効率化し、ロッドが増えるにつれて必要になった「新たな相棒」を次回ご紹介します。
【次回予告】 第9回:ダイワ『セブンハーフ』の再構築。「4ピース」解禁で増殖するロッドたち。『ラテオ』の間を埋める『ディアルーナ MB』。 お楽しみに!
▶ 前回(第7話):【新章⑦】W650でサーフ釣りに挑戦!4ピース竿『オーバーゼア』で広がるバイク釣行の限界