この記事は、【第二部まとめ】W650×釣り!最強の積載術とロッド探求編(全10話)の第9話です。前回はW650では足を踏み入れるのが躊躇われる「魔の砂利道」を、110ccのスクーターで攻略について語りました。
▶ 前回(第8話):【新章⑧】110ccスクーターは最強の釣りバイク?W650では行けない涸沼・那珂川の砂利道を攻略
▶ 次回(第10話):【新章⑩・最終回】涸沼川シーバス釣果報告!妻には内緒の「2セット6本体制」と道具探しの旅
こんにちは、エレキおじさんです。
前回、悪路攻略のために110ccスクーターを導入したことで、私のモバイル釣行は新たなステージに入りました。 W650という「旅」のバイクと、スクーターという「ランガン(実釣)」のバイク。この2台体制が確立したのです。
そして、このスクーターの導入は、私のロッド選びのルールに大きな変化をもたらしました。
「50cmの呪縛」からの解放
これまでのロッド選びの絶対条件は、「W650のバッグに収まる仕舞寸法50cm以下」でした。
- 月下美人MXモバイル(47cm)
- アンフィックス(44.7cm)
- フリーゲームXT(47.2cm)
この3本は、50cmの呪縛をクリアした最高のロッドたちです。
しかし、スクーターの導入で状況が変わりました。 スクーターには、自作ステーで着脱可能な60Lホムセン箱と、布製サイドバッグを装着しています。 この「最強の積載仕様」のおかげで、ロッドケースを荷台に斜め縦置き(後ろ席ステップ使用)で強固に固定でき、仕舞寸法が多少長くても、安定して運べるのです。
「もはや、無理に5ピースにこだわらなくてもいいのでは?」
ここで目を向けたのが、「4ピースロッド」です。
4ピースロッドの復権と役割分担
仕舞寸法が60cm〜80cmになる4ピースロッドは、5ピースに比べて継ぎ目が少なく、一般的に強度や剛性に優れます。 スクーターならこのサイズも楽々運搬可能です。
「涸沼本湖のような大場所や、那珂川の河口付近で、もっと本格的なシーバスロッドを振りたい」
そこで、以下の3本の4ピースロッドが、仕舞寸法50cm以下のモバイルロッド(月下美人、アンフィックス、フリーゲームXT)の「パワーと飛距離」を補完するために増殖し始めました。
1. 9.0ftの長距離砲、ダイワ『ラテオ モバイル 90ML-4』
まず導入したのが、ダイワの本格シーバスロッドのモバイル版、『ラテオ モバイル 90ML-4』です。
- 仕舞寸法: 73cm
- ルアーウェイト: 7g〜35g
- 役割: サーフや大規模河川での、飛距離特化の遠投。
W650では運べなかった73cmの長尺物が、最強の積載力を得たスクーターの頼れる荷台のおかげで、躊躇なく釣り場まで運べるようになりました。

2. 万能ロングの再評価、ダイワ『セブンハーフ 76LS』
手持ちのセブンハーフも、スクーター積載可能サイズ(仕舞63cm)のため、長尺ロッドとして再評価されました。
- ルアーウェイト: 3g〜15g
- 役割: ライトな万能機。しなやかさが必要な時の長尺。

3. セブンハーフのパワー補完、シマノ『ディアルーナ MB S706L-4』
しかし、セブンハーフ(~15g)では、バイブレーションをフルキャストするには心許ない。そこで導入したのがディアルーナです。
- 仕舞寸法: 61.6cm
- 全長: 7.6フィート(セブンハーフと同長!)
- ルアーウェイト: 5g〜21g
- 役割: 涸沼本湖や中規模河川でのランガン。
セブンハーフと全く同じ長さでありながら、ルアーウェイトは5〜21gと大幅にアップ。シマノ特有の「張り」があるため、同長のセブンハーフとは別次元のパワーがあり、涸沼の護岸沿いなどで重宝します。

究極の「長さ×強さ」システム、完成
こうして、私のタックルは、「軽さ・長さ・強さ」の観点から、さらに細分化されました。
| 区分 | ロッド | 仕舞寸法 | ルアーW (g) | バイク | 役割 |
|---|---|---|---|---|---|
| UL/L (極軽) | 月下美人 / アンフィックス/セブンハーフ | 44.7cm〜63cm | 0.5〜15 | W650/スクーター | 繊細な近距離戦 |
| L/ML (万能) | フリーゲームXT / ディアルーナ MB | 47.2cm〜61.6cm | 3〜28 | W650/スクーター | 汎用性と精度 |
| ML (長尺) | フリーゲームXT / ラテオモバイル | 61.6cm〜73cm | 5〜35 | スクーター専用 | 遠投とパワーゲーム |
結論:ロッドは用途に合わせて増殖する
「50cmの鉄則」は、W650での積載という制約が生んだ美学でした。 しかし、釣りの世界は広く、その制約から解放され、最強の積載力を持つスクーターを手に入れた途端、ロッドは一気に増殖しました。
道具のシステム化を極めると、それは「用途に合わせたロッドを全て揃える」という、別の沼へと到達するのです。
そして現在、妻には内緒ですが、私の家には「2セット6本体制」のロッドが並んでいます。
海、川、湖。どんな状況でも対応できる究極のラインナップ。 次が最終話。私の道具探しの旅の終着点と、涸沼川でのシーバス釣果で締めくくりたいと思います。
【次回予告】 第10回:妻には内緒の「2セット6本体制」。涸沼川のシーバス釣果と、終わらない道具探しの旅。 お楽しみに!
▶ 前回(第8話):【新章⑧】110ccスクーターは最強の釣りバイク?W650では行けない涸沼・那珂川の砂利道を攻略