こんにちは、エレキおじさんです。
前回は、アジングの沼にハマり、ジグ単用の「エステルライン」と、Mキャロ遠投用の「PEライン」をどう使い分けるか…という**「ライン問題」**に直面したお話をしました。
「リールをもう一台買う?いや、お金がない」 「替えスプールを買う?いや、高いうえにかさばる」
そんな悶々とした日々を送っていたある日、私は運命の出会いを果たします。 それは、私の愛機「月下美人 AIR」を、最強の可変システムへと進化させる禁断のパーツでした。
「TICT(ティクト)」というメーカーへの興味
きっかけは、前回紹介した魔法のシンカー「Mキャロ」でした。 このMキャロを作っているメーカーが**「TICT(ティクト)」**です。
「こんな面白い物を作るメーカーなら、他にも変な道具(褒め言葉)を出しているんじゃないか?」
そう思ってTICTのホームページを眺めていた時、ある製品ページで私の指が止まりました。
『CBS SPOOL-D(カセットボビンシステム)』
説明文にはこうあります。 「スプール全体ではなく、糸を巻くボビン部分だけをワンタッチ交換」 「月下美人AIR対応」
「これだ!!」
私が求めていたのは、まさにこれでした。 通常、リールのスプールは金属の塊ごと交換しますが、これは「糸巻き部分(ボビン)」だけをカセットのようにガチャっと入れ替える仕組み。 これならかさばらないし、何よりギミックとしてカッコ良すぎる!

メルカリでの捜索、そして発見
しかし、このCBSスプール、かなりマニアックなパーツで、近所の釣具屋には置いていません。 しかも、定価で買うと結構いいお値段がします(カスタムパーツあるあるですね)。
「中古でないかな…」
私は暇さえあれば、スマホで**「メルカリ」**をパトロールするのが日課になっていました。 キーワードは「TICT CBS 月下美人」。
そして数日後、ついにその時は訪れました。
『TICT CBS SPOOL-D(月下美人AIR用)替ボビン多数 エステルライン巻き済み』
出品内容を見て、思わずスマホを持つ手が震えました。
通常、この製品は「本体+予備ボビン1個」のセットなのですが、なんとこの出品には**「さらにおまけで替えボビンが2個」も付いていたのです。 つまり、合計で「4個」ものボビン**が手に入るということ。
さらに説明文を読むと、前の持ち主が巻いたラインがそのまま残っているとのこと。 「これは…ラインを買う手間まで省けるじゃないか!」
まさに、私に買われるために出品されたような神セットでした。
神風が吹いた!dポイントで全額決済
値段を見ると、そこそこの金額です。 「うーん、今月の小遣いだと厳しいか…?」
一瞬悩みましたが、画面の下を見てハッとしました。 私のスマホには、長年ドコモユーザーとしてコツコツ貯めてきた**「dポイント」**が大量に眠っていたのです。
当時はまだメルカリでのdポイント利用の自由度が高く、なんと**「全額dポイント」**での支払いが可能でした(今は制度が変わって上限などがあるようですが、当時は本当に良い時代でした)。
「これは…神様が買えと言っている!」
気づけば**「購入手続きへ」**をタップ。 実質タダ(のような感覚)で、幻のパーツと大量のボビンを手に入れた時の高揚感。 これだからネットショッピングはやめられません。
届いたパーツは「メカニカル」そのもの
数日後、届いた小さな箱を開けると、そこには機能美の塊が入っていました。
出てきたのは、**「レッド×ガンメタ」**という渋すぎるカラーリングのスプール。 この色がまた、月下美人AIRの「黒×赤」のボディに恐ろしいほどマッチします。
純正の赤黒デザインも素敵ですが、CBSスプールをつけた姿は、より金属的で**「プロトタイプ(試作機)」**のような凄みがあります。
瞬時のラインチェンジシステム、完成
このスプールの凄いところは、ドラグノブを外さなくても、ワンタッチでボビンだけを「スポッ」と抜いて交換できることです。
今回手に入れた「合計4個のボビン」と、元々の「純正スプール」を合わせることで、私の手元には完璧なラインナップが完成しました。
- ボビンA(おまけ):エステル0.3号 → 繊細なジグ単用(これが後のヒーロー)
- ボビンB(おまけ):エステル0.4号 → 少し良型狙いのジグ単用
- ボビンC:PEライン0.3号 → 遠投・Mキャロ用
- ボビンD:フロロカーボン0.6号 → 根ズレ対策や風が強い日用
- (参考)純正スプール:PEライン0.4号 → パワーゲーム用
これを釣り場で、状況に合わせて**「カシャッ」**と入れ替える。 所要時間はわずか数十秒。
「これで、近距離の繊細な釣りも、遠投のパワーゲームも、リール1台で全てカバーできる!」
上州屋セットから始まった私の装備は、ついに**「システム」**として完成の域に達しました。
ちなみに、この時にタダ同然で手に入れた**「おまけのエステル0.3号」。 これが後日、大洗公園での釣行で予期せぬドラマ**を生むことになります(それは第6話でのお楽しみ)。
次回は、このシステムを使って、具体的にどうやってラインを使い分けているのか? アジングにおける「ライン戦略」について、少し真面目に語りたいと思います。
【次回予告】 第5話:なぜスプール交換が必要なのか?アジングのライン戦略(エステル・PE・フロロ徹底比較) お楽しみに!