こんにちは、エレキおじさんです。
前回は、最強のアジング特務機(月下美人MXモバイル+CBSスプール)を駆使し、渋い朝マズメの大洗港で、値千金の1匹を釣り上げたお話をしました。
「道具の力で釣ったぞ!」 「この調子なら、もっと釣れるかもしれない!」
朝日を浴びて輝くアジを見ながら、私は完全に有頂天になっていました。 しかし、その高揚感は、背後から近づいてくる**「白い車」**によって、一瞬にして打ち砕かれることになります。
今回は、意外な理由での「お叱り」と、それをきっかけに私が固めたある決意についてお話しします。
7:00のチャイムならぬ、無機質なマイク放送
時刻は朝の7:00頃。 釣れたアジを処理し、次の一投を投げようとした時でした。
堤防の奥から、一台の港湾パトロールカーがゆっくりと、しかし確実にこちらへ向かってきます。 「マズい、釣り禁止で怒られるか…?」
一瞬身構えましたが、スピーカーから響いたのは予想外の言葉でした。
「そこの方、ここは車両進入禁止ですよ。バイクをここに停めないでください」
え? バイク? そう、私が注意を受けたのは「釣り」そのものではなく、**「バイクで堤防の際まで乗り付けていたこと」**に対してでした。
「黙認」という甘えと、冷や汗
正直に告白します。 この場所は、地元のアングラーたちの間では「釣りは黙認されている場所」として知られていました。 本来はSOLAS条約などで釣り禁止・立入制限があるエリアですが、実際には釣っていても厳しく取り締まられることは少なく、私もその「空気感」に甘えて竿を出していました。
今回も、パトロールの方は「釣り」については言及しませんでした。 しかし、バイクの乗り入れは保安上、そして安全上の理由から明確にNG。
「すみません、すぐ移動します!」
私は平謝りで、急いでバイクを移動させ、そのまま逃げるようにその場を後にしました。 5ピースのモバイルロッドでよかった…片付けが一瞬で終わったのが唯一の救いです。

帰り道のバイクで固めた「決意」
帰り道、バイクのヘルメットの中で、私は一人反省会をしていました。
「今回はバイクのことで怒られた。でも…」
そもそも、あそこは**「釣り禁止」**の看板が出ている場所です。 たまたま今回は釣りを黙認されただけ。もし担当者が違えば、あるいは時期が違えば、釣り自体で厳しく検挙されても文句は言えません。
「黙認されているから大丈夫、という考えはもうやめよう」
上州屋セットで遊んでいた頃とは違い、今は本格的な装備を持ち、釣りの楽しさを深く知ってしまった。 だからこそ、**「後ろめたい気持ちで釣りをしたくない」**と強く思いました。
決別と、次のステージへ
あの1匹のアジは、私にとって**「禁止エリア(黙認エリア)での最後の釣果」**となりました。
どんなに釣れる場所でも、ルール上NGな場所にはもう行かない。 堂々と釣りができる場所で、技術と道具の力で魚を釣ってこそ、本当の「エレキおじさん」の釣りライフだ。
そう心に決めました。 苦い経験でしたが、釣り人としての意識を一段階上げてくれた、貴重な「お叱り」だったと思います。
さて、大洗港での「天国と地獄」を味わい、ルール遵守の誓いを新たにした私。 次回は気を取り直して、リール(ヴァンフォード)の活用術と、海だけでなく様々なフィールドへ対応していく**「タックル使い回し術」**について解説します。
【次回予告】 第9話:リールは使い回せ!ヴァンフォード&カルディアの無限活用術 お楽しみに!