【W650】手放す理由と思い出。DIY積載カスタムやGIVIパニア・マフラーまで総まとめ!

皆さんこんにちは、エレキおじさんです。 今日は、いつもとは少し違う、少しだけ感傷的なお話をさせてください。

実は近々、私の大切な相棒である「カワサキ W650」を手放すことになりました。

いざお別れの時が近づいてくると、ガレージに佇むあの美しいシルエットを見るだけで、色々な思い出がフラッシュバックしてきます。そこで今回は、W650が次のオーナーさんの元へ旅立つ前に、エレキおじさんなりにこのバイクとの思い出をブログに書き留めておこうと思います。

🚗 駐車場問題から始まったバイクライフ

そもそも、私がなぜオートバイに乗り始めたのか。そのきっかけは「自宅の駐車場事情」でした。

当時、私と妻、そして2人の子供たちもそれぞれ自動車に乗るようになり、気づけば自宅の駐車場には4台の車がぎっしり。さすがに邪魔になってきたので、「よし、それならお父さんは車を降りてオートバイに乗るよ!」と決心し、まずは教習所に通って普通自動二輪の免許を取得したのが始まりでした。

🏍️ 伝説の「一発試験」!すべてはW650に乗るために

普通二輪免許でバイクに乗り始めた私ですが、ある時、どうしても乗りたい憧れのバイクに出会ってしまいました。それがこの「カワサキ W650」です。

ご存知の通り、W650に乗るためには「大型自動二輪」の免許(いわゆる限定解除)が必要です。 普通ならまた教習所に通うところですが、W650への熱意があふれていた私は、なんと運転免許センターでの「一発試験」に挑戦することにしました!

そして結果は……なんと、2回目の受験で見事合格! バイク乗りの方ならお分かりいただけるかと思いますが、一発試験をたった2回でクリアして限定解除するのは「かなりレア」なケースだそうです。そこまでしてハードルの高い試験に挑み、気合いで合格をもぎ取ったのも、すべては「どうしてもこのW650に乗りたい!」という強い思いがあったからこそでした。

🏍️ 2018年、念願叶って迎えた美しい相棒

そして、見事に大型免許を取得し、私がこのW650を中古で迎え入れたのは、2018年のことでした。

W650を語る上で絶対に外せないのが、あのエンジンの美しさをはじめとする、全体の洗練されたデザインです。右側にスッと伸びた「ベベルギア」のタワーと、空冷エンジンならではの美しい冷却フィン。ただそこにあるだけで絵になる、まるで工芸品のような造形に一目惚れしたのを今でも覚えています。

休日の朝、駐車場の定位置に停まっているW650を見ながら、「本当に美しいデザインだなあ」といつも気に入って眺めていました。缶コーヒーを片手に、その美しいシルエットに見惚れるのが、エレキおじさんの至福の時間だったんです。

🎶 心地よい鼓動を奏でる、POSH製キャプトンマフラー

このW650を購入したとき、実はとても嬉しいポイントがありました。それは最初から「ポッシュ(POSH)社製のフルエキゾースト・キャプトンマフラー」が付いていたことです。

W650といえば、やはりあのバーチカルツインの鼓動感と排気音。このマフラーは車検対応なので、エンジンをかけた直後や温まるまではとても大人しいのですが、いざ走り出してエンジンがしっかりと温まってくると、ドコドコと腹の底に響くような、本当に心地いい音を奏でてくれるんです。

休日の朝、走りながら少しずつエンジンが温まり、排気音が力強く味わい深く変わっていくのを感じる瞬間は、バイク乗りにとってたまらない時間でした。

🧳 頼もしい装備!純正GIVI製サイドパニアケース

マフラーに加えて、購入時から付いていたラッキーな装備がもう一つあります。それは、最初から「純正のGIVI製サイドパニアケース」が専用ステーごと装着されていたことです。

車体の黒とマッチした流線型のハードケース。この丸みを帯びたデザインがW650の車体によく似合い、取り付けるとまるで往年の「旧車」みたいな渋い雰囲気が出るので、見た目が最高に格好良くてとても気に入っていました。

ただ、会社の駐輪場で幅を取って他の人の邪魔になってしまうため、毎日の通勤時にはパニアケースは外していました。

しかし、このパニアケースが真価を発揮したのは休日のお出かけです! 例えば、中に「ヘリノックスのチェアワン」と「アルコールストーブ」を忍ばせておき、海や山へ出かけて景色を見ながらコーヒーを淹れて休憩する……なんて、最高に贅沢な時間を過ごせました。 釣りに行く時も、竿こそ入りませんが、リールや細々とした仕掛けを安全に積んでおくのに大活躍だったんです。

🎒 通勤の相棒!4度もリピートした「デグナー製シートバッグ」

先ほど「通勤時にはパニアケースは外していた」とお話ししましたが、「じゃあ通勤時の荷物はどうしていたの?」という疑問が湧きますよね。

実は、通勤時も含めて私が常時リアキャリアに取り付けていたのが、このデグナー製の取り外し式シートバッグです。

これ、本当に使い勝手が良くて、なんと同じものを4回もリピート購入したほどのお気に入りなんです!

バッグ本体とベースがセットになっているタイプなのですが、ここでもエレキおじさん流の工夫を一つ。W650のリアキャリアにしっかりと安定して固定できるよう、ベース部分の中に鉄板を仕込み、ベルトでガッチリと取り付けています。

このベースには5ヶ所のアジャスターが付いていて、バッグ本体を「ワンタッチ」で簡単に取り外しできます。 毎日の通勤では、会社に着いたらこのバッグをカチャッと外し、そのまま自分のロッカーまで持っていき、帰りにまた取り付けて帰る……というスタイルでした。

さらにこのバッグの素晴らしいところは、ファスナーを開けることで「2段階に容量を拡張できる」ことです! 普段のファスナーを閉めた状態(上の写真)だと、車体のシルエットを崩さないスマートな見た目なのですが、いざ荷物が増えた時は2段階までフルオープンにすると、なんとヘルメットまですっぽり収納できるほどの大きさに広がります。

パニアケースを付けない日常の足としては、これ以上ないほど優秀な装備でした。

さらに、このシートバッグへの愛はこれだけにとどまりません(笑)。 実は2022年に通勤用のスクーターを譲ってもらった際、「この便利なバッグをスクーターでも使いたい!」と思い立ち、なんとスクーター用にもベースをDIYで取り付けてしまいました。

ホームセンターで買ってきた金属のステーやボルトを組み合わせて、スクーターのリアキャリアにベースをがっちり固定。

これで、その日の気分や用途に合わせて、W650とスクーターで同じバッグを「ワンタッチで使い回せる」という最強の通勤・お買い物仕様が完成したわけです。ひとつの装備を工夫して使い倒す、これぞDIYの醍醐味ですね。

(さて、残るは「じゃあ雨用のカッパはどこに積んでいたの?」という疑問ですね。これについては次の「自作装備」の紹介でお話しします!)

🛠️ カッパの定位置と、エレキおじさん流「魔改造タンクバッグ」

雨の日の通勤に必須のカッパ。シートバッグに入れても良いのですが、私は濡れたカッパを他の荷物と分けたかったので、定位置は別に作っていました。

答えは「タンクバッグ」です。

私が現在愛用しているのは、南海製のタンクバッグです。 バイクのタンクバッグって、常に直射日光に晒されるので、どうしても2年くらいで色焼けしてしまいます。なので私は「消耗品」と割り切って定期的に買い替えているのですが、新しいものを選ぶときには「絶対に譲れないこだわり」があります。

それは「上部にスマホ用のクリア窓が付いていること」です。

なぜスマホ窓にこだわるのか?スマホを入れるためではありません。実はここに、エレキおじさん流の「自作装備」を仕込んでいるからなんです。それがこちら!

スマホ窓の中に、「ソーラー稼働の温度計」を加工して取り付けています。 実はこれ、よくスーパーの冷凍棚などに付いている業務用の温度計なんですよ(笑)。 バイクに乗っていると、「今、気温何度くらいだろう?路面凍結しないかな?」と気になること、ありますよね。これなら、走りながらでもパッと気温を確認できて非常に便利なんです。手前のデイトナ製スマホホルダーと干渉しない位置に収まっています。

ただ、これだけでは終わりません。 ソーラー稼働の弱点は「夜間は使えない」こと。そこで一工夫!内部にLEDを取り付け、夜でも稼働するようにしつつ、そのLEDの光がそのまま液晶画面を照らす「視認用バックライト」も兼用できるように加工してあるんです。

ちなみに、温度計の横に付いているこの大きなスイッチ。実はこれ、LEDライトの光量を「10段階で調整できるスイッチ」なんです! 夜間走行時、メーター周りの明かりが強すぎると視界の邪魔になりますし、暗すぎても見えませんよね。そこで、状況に合わせて自分好みの絶妙な明るさに調整できるようにこだわってみました。

「じゃあ、そのLEDの電源はどこから取っているの?」と思われた方、鋭いです! 実は、バイクのバッテリーから「シガーソケット(12V)」「USB-A」の2系統の電源ケーブルを自作で配線し、このタンクバッグの中まで引き込んでいます。温度計のLEDもここから電源を取っているわけです。

これが本当に便利でして。手前のホルダーでスマホナビを使用する時には、タンクバッグ内からUSBケーブルを伸ばして常時給電できるので、バッテリー切れの心配はゼロ。 さらに、パナソニックのウェアラブルカメラを装備してツーリングの動画を撮影する際にも、この大容量のUSB電源が非常に重宝しました。

お金をかけて立派な専用キットを買うのも良いですが、こういうちょっとした小物を自分なりに工夫して、配線を考えながら使いやすく魔改造していくのがたまらなく楽しいんですよね。

☔ 通勤、趣味、そして妻とのツーリング

W650は、決して速さを競うようなバイクではありません。しかし、低速から湧き上がるトルクと、マフラーから響く心地よい鼓動感に包まれながら走る時間は、魔法のようなひとときでした。

このバイクは、趣味だけでなく日々の生活でも大活躍してくれました。 実は、2022年にスクーターを譲ってもらうまでの間、W650を通勤の足としても使っていたんです。先ほど書いたように通勤時はパニアケースを外していましたが、晴れの日だけでなく、雨の降る日もタンクバッグに入れたカッパを着て、W650で職場へ通いました。今思えば、タフで頼れる相棒だったなと実感します。

もちろん、休日も一緒でした。 早起きして釣り竿を積み込み、朝靄の中を走ったこと。 荷台にキャンプ道具を満載して、一人でトコトコと自然の中へ向かい、ソロキャンプの夜を満喫したこと。どんなシーンでも、W650は最高に応えてくれました。

そして何より思い出深いのは、妻を後ろに乗せて走ったタンデムツーリングです。 W650のフラットで座り心地の良いシートは、タンデムにもぴったりでした。妻を乗せて、カーブが連続する日光の「いろは坂」をエンジンの鼓動を感じながら登ったり、自然豊かな大子の道をのんびりと流したり……。インカム越しに会話を楽しみながら見た風景は、一生の宝物です。

🩹 苦渋の決断。左足の痛みとの戦い

「通勤にも趣味にも使って、そんなに思い出が詰まっているのになぜ手放すの?」と皆さんに聞かれそうですね。

実は、昨年のことなのですが、膝に怪我をしてしまいました。 日常生活には少しずつ戻れているのですが、バイクの運転、特に「左足」の痛みがどうしても引かず……。バイク乗りならお分かりいただけると思いますが、左足は重い車体を支えたり、頻繁にシフトチェンジを行ったりする重要な役割を担っています。

痛みを堪えながら無理をして乗ることは、安全面でも不安がありますし、何より楽しくありません。 「いつかまた乗れる日が来るかも」と、ガレージのオブジェにしてしまうことも考えました。でも、バイクはやっぱり走ってナンボです。乗らずに埃をかぶせてしまうよりは、元気に走らせてくれる新しいオーナーさんの元へ送り出すのが、このW650にとって一番幸せなんじゃないか。そう決断しました。

🚐 新たな相棒と、夫婦ふたり旅の始まり

バイクに乗れなくなってしまったのは本当に寂しいですが、実は前向きなニュースもあります。

オートバイに乗るきっかけとなった2人の子供たちは、今ではすっかり自立し、それぞれ自分の家庭を持ちました。4台の車でぎっしりだった駐車場も、気づけば妻と私の2人暮らしです。

バイクで遠出するのが難しくなった今、これからの夫婦の時間をどう楽しもうかと考え、久しぶりに「自分の自動車」を復活させることにしました。選んだのは、夫婦で車中泊旅行ができる「エブリイワゴン」です!

実は今月、待ちに待ったそのエブリイワゴンが正式に納車される予定なんです。W650で風を切って走ったあの道、妻と2人で行ったあの場所へ、今度は車中泊仕様のエブリイでのんびりと巡ってみるのも悪くないな、と今からワクワクしています。

👋 ありがとう、W650。そして新しい旅へ

手元から無くなってしまうのは本当に、本当に寂しいです。 でも、2018年から今日まで、雨の日の通勤路から、妻と見た絶景まで、W650がエレキおじさんに教えてくれた景色、風の匂い、そして共有した時間は色褪せることはありません。

次のオーナーさんの元でも、あの心地よい排気音を響かせて、たくさんの思い出を作ってほしいと心から願っています。

ありがとう、W650。最高のバイクでした。

そして、これからはエブリイワゴンとの新しい旅の記録も、このブログで少しずつ綴っていけたらと思います。

それでは皆さん、今日もご安全に!エレキおじさんでした。