みなさん、こんにちは。「エレキおじさん」です。
全5回にわたってお送りしてきた私の「車と遊びの履歴書」。 福島のレガシー、夢のフォード・フリーダ、そして自由な風を追った大型バイクW650。それぞれの時代に、忘れられない景色と家族の笑顔がありました。
そして今、膝の怪我という転機を経て、私の手元に新しい「夢の続き」がやってくることになりました。来月納車予定の新しい相棒。それは、**スズキ・エブリイワゴン(ハイルーフ)**です。
実はこの車との出会い、そして契約後の展開が、自分でも震えるほどの「運命」の連続だったのです。
「冷やかし」のつもりが、運命の出会いに
正直に白状しますと、最初は本気で車を買うつもりなんて全くありませんでした。 膝を痛めて休職中、これからの生活に不安もあり、正直「お金」に余裕があるわけでもない。ただ、気晴らしに近くの自動車屋さんに「冷やかし」程度で顔を出してみただけだったのです。
そこで一台のエブリイワゴンに出会いました。 年式は2年落ち。走行距離もそこそこ走っている感じでしたが、なぜか一目で気に入ってしまったんです。
迷いながら、何気なくスマホを取り出して、県内の中古車情報を検索してみました。すると、信じられないことが起きたのです。なんと、目の前にあるその実車が、県内の「おすすめ中古車ランキング」で、堂々のベスト1位として紹介されていたのです!
「これはもう、啓示だ」
そう確信した私は、その場で「即攻」で妻を説得し、購入のサインを済ませました。しかし、物語はここからさらに信じられない方向へ動き出します。

契約二日後、かかってきた「焦った電話」の正体
契約から二日後、自動車屋さんから何度も着信がありました。 何事かと慌てて折り返すと、電話の向こうの担当者さんは、少し焦った様子でこう切り出したのです。
「実は……今回のご契約いただいた車を、別の車に変えていただけないでしょうか?」
一瞬、契約破棄か!?と身構えましたが、提示された条件を聞いて耳を疑いました。
- 当初の契約: 2年落ち、走行距離そこそこ
- 新しい提案: 3ヶ月前登録、走行距離わずか500km、ナビ、ETC、ドライブレコーダー付き
なんと、これだけの好条件でありながら、**「価格は最初と同じでいい」**というのです。
先日、その実車を確認してきました。どうやら展示車として使われていた個体のようです。内装も外装も、まさに新車そのもの。こんな「棚からぼたもち」のような話、本当にあるんですね。もちろん、即答で「OK」を出しました。
あえて「乗用ワゴン」を選んだ、譲れないこだわり
さて、車種選びについても少し触れさせてください。 エブリイといえば、4ナンバーの商用タイプ(バン)をベースに、自分好みに作り上げるのが「通のカスタム好き」の王道かもしれません。私も一瞬、そちらの道も考えました。
しかし、今の私が一番に優先したかったのは、**「乗り心地」**でした。
これから妻と一緒に長い距離を旅することを考えると、長時間の運転でも疲れにくい足回りの柔らかさや、静粛性は無視できません。内装の豪華さやタイヤのサイズ、そして装備の充実度。
「遊び倒すための道具」としてのバンも魅力ですが、「旅を楽しむための移動空間」として考えると、やはり乗用ワゴンとしての完成度は捨てがたい。現在販売されているこのクラスの軽自動車で、私の理想をすべて満たしてくれるのは、エブリイワゴンのハイルーフ以外にないという結論に達しました。

試乗して感じた、膝に優しい「乗り込みの形」
そして、膝の怪我を抱える私にとって、試乗で得た「ある実感」が最大の救いでした。 エブリイは、膝を曲げた状態のまま、スッとステップを登るようにして乗り込めるんです。
普通の乗用車だと、低い座席に潜り込むために痛む膝をグーッと伸ばさなければなりませんが、エブリイの「膝を曲げたまま着座できる高さ」は、今の私にとって何よりの優しさでした。
さあ、人生の本番へ。
本当は福島の雪道を共にした「4WD」が欲しかったという本音もあります。でも、雪の少ないこの地域での生活と、今回の信じられないような「アップグレード」の幸運を考えれば、この2WDの相棒こそが、私の再出発にふさわしい最高の一台だと確信しています。
ガレージでは、まだW650が5月の車検を待っています。正直、まだ未練はあります。 でも、新車同然のエブリイという新しい「動く秘密基地」を手に入れた今、かつて福島のゼビオでキャンプ道具を揃えたあの日の情熱が、再び燃え上がっています。
膝のリハビリを頑張りながら、まずは近場の釣り場から。 私の「第2のアウトドア人生」は、この奇跡の一台と共に、ここから始まります。
連載をお読みいただき、ありがとうございました。 納車後のカスタマイズや初旅の様子も、またここでお伝えしていきますね!
エレキおじさん (運命の巡り合わせに驚きつつ、ピカピカの相棒の納車を待つ62歳。)