【機材遍歴⑥・完結編】Mooer Preamp LiveやBoss MS-3へ!辿り着いた現在のシステム

この記事は、【第2部:エレキおじさんの機材遍歴とDIY(全6話+番外編)】の最終話です。前回はひょんなことから出会ったVOXのマルチエフェクター「ToneLab LE」について語りました

▶ 前回(第5話):【機材遍歴⑤】まさかの大逆転!VOX ToneLab LEの真空管サウンドに魅せられた理由

▶ 第1話からイッキ読みしたい方はこちら(まとめページ)

▶【番外編】エレキおじさんの愛機カタログ:ヤマハSG1000やグレコSuper Soundsの実機レビュー

ついに到達!MOOER Preamp Liveとの衝撃の出会い ~現在のアナログ×デジタル最強セット~

こんにちは、エレキおじさんです。

昭和のパソコン少年時代から始まり、ジャンクギターの再生、アナログ機材への回帰、そしてラックシステムの構築と迷走……。 長きにわたってお届けしてきた私の機材探求の旅も、いよいよ今回で一つの到達点を迎えます。

前回、ジャンクで手に入れたVOX ToneLab LEのおかげで、「ライン録音でも真空管アンプのような空気感(パワーアンプの挙動)」を手に入れることができました。

しかし、まだ最後のピースが埋まっていませんでした。 それは、サウンドの核となる「歪み(プリアンプ)」です。

MESA/BOOGIE V-TWIN(アナログ)は最高ですが、もっと手軽に、もっと多彩なアンプの音を出したい。でもデジタルの「嘘っぽい歪み」はもう嫌だ……。

そんな贅沢な悩みを抱えていたある日、島村楽器で運命の出会いを果たしました。

衝撃の白い箱「MOOER Preamp Live」

お店に置いてあったデモ機。 MOOER(ムーアー) Preamp Live

店員さんに勧められるまま試奏してみると、出てきた音に耳を疑いました。 「……これ、本物の真空管アンプじゃないの?」

今まで触ってきたZOOMや古いAmpliTubeなどのモデリングとは、明らかにレベルが違いました。 ピッキングの強弱に吸い付くような反応、コードを弾いた時の分離感、そして何より「音の太さ」。

デジタル特有の「薄っぺらさ」や「わざとらしさ」が極限まで消えていて、目隠しをされたら本物のアンプと聴き分けられないかもしれません。 技術の進化に、おじさんはただただ驚愕しました。

即購入!「AmpliTubeの実機版」のような便利さ

このMOOER Preamp Live、機能も素晴らしいんです。

  • MESA/BOOGIEの歴代アンプ(MarkシリーズからRectifierまで!)をはじめ、世界中の名機がこの小さな箱に入っている。
  • パソコンと繋げば、AmpliTubeのように細かく設定できる。
  • フットスイッチで12個のチャンネルを切り替えられる。(これでV-TWINの悩みだった「ドライバー調整」や「チャンネル切り替え」問題が一発解消!)

「歪みはこれ一つで十分だ」 そう確信し、その場で購入を決めました。 アナログ信仰だった私が、最新のデジタル技術に完敗した瞬間です(笑)。

【決定版】現在の最強セッティング公開

こうして、長い旅の果てにたどり着いた、現在の私のメイン・セッティングがこちらです。

1. 入り口:MXR Dynacomp(復刻版) やはり、ここだけは譲れません。 デジタルでは再現しきれない、高中サウンド特有の「パコパコ感」とアナログのタッチは、この赤い箱で作ります。

2. 心臓部:MOOER Preamp Live ここで「最高のアンプサウンド(歪み)」を作ります。 MESA系の太いリードサウンドから、フェンダー系のクリーンまで、足元で自由自在。デジタルの利便性とリアルな音質を両立した、最強のプリアンプです。

3. 出口・空間:VOX ToneLab LE MOOERで作った音を、ToneLab LEの「真空管パワーアンプ・シミュレーター」に通します。 ここでデジタル臭さを完全に消し去り、本物のキャビネットを鳴らしているような「空気感」と「音圧」を加えます。 そして最後に、ステレオのコーラスとディレイで広がりを持たせて完成。

40年越しの答え

「アナログの良さ(コンプ)」 「最新デジタルの解像度(プリアンプ)」 「真空管の魔法(パワーアンプ)」

これら全てを融合させたこのシステム。 ヘッドホンをして、YouTubeのオケに合わせて弾くと、本当に自分がプロのステージに立っているような、あるいはCDの中にいるような、極上の没入感が味わえます。

第一回で、母に言われた言葉を思い出します。 「それがいったいナニになるんだ?」

確かに、これでプロになったわけでも、お金を稼いでいるわけでもありません。 でも、仕事や子育てを終えた今、自分の好きな音楽にこれほど深く没頭できる時間があること。 そして、自分だけの「理想の音」を求めて試行錯誤するこのワクワク感。

これこそが、私の人生にとっての「意味(ナニになるんだの答え)」だったのだと思います。

長くなりましたが、私の機材探求の旅は(ひとまず)ここでおしまいです。 でもまた、ハードオフで変なジャンクを見つけたら……旅は続くかもしれませんね(笑)。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

▶ 前回(第5話):【機材遍歴⑤】まさかの大逆転!VOX ToneLab LEの真空管サウンドに魅せられた理由

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