定年後の相棒はどっちだ?ヤマハSG1000対SG2000。60代からの「弾ける」選択肢

こんにちは、エレキおじさんです。 DIYの合間にコーヒーを啜りながら、秘密基地(書斎)でこのブログを書いています。

同世代の皆さん、調子はどうですか? 私は最近、長年酷使した膝のご機嫌を伺いながらの生活ですが、気持ちだけは20代の頃より熱いかもしれません。「定年したら終わり」なんてとんでもない。「定年後こそが人生の本番」だと、本気で思っていますから。

今日は、私たち世代が青春を捧げ、今また熱視線を送っている**「ジャパンヴィンテージ・ギター」**について、ちょっと熱く語らせてください。

特に、あの**「ヤマハSG」**についてです。

退職金やコツコツ貯めたお小遣いで、「いつかは欲しかったあの名機を手に入れたい」と思っている方も多いでしょう。でも、ちょっと待ってください。当時の憧れだけで選ぶと、今の私たちの身体には少々キツいかもしれませんよ?

憧れの「SG2000」は、60代の腰に優しくない?

私たちが若かった頃、ヤマハSGといえば、カルロス・サンタナや高中正義先生といったスーパーギタリストの愛機として、燦然と輝く存在でした。特に最上位機種のSG2000は高嶺の花。

「いつかはSG2000」

その気持ち、痛いほどわかります。しかし、シニア世代が実用機として選ぶ際、SG2000には大きな壁が立ちはだかります。それは**「重さ」**です。

なぜSG2000はあんなに重いのか

SG2000の最大の特徴は、「T-Cross構造(スルーネック)」と、ブリッジの下に埋め込まれた真鍮(ブラス)製のサスティンプレートにあります。

この巨大な金属の塊がボディに埋まっているおかげで、あのサンタナが求めた、どこまでも伸びる「泣きのサスティン」が生まれるわけです。しかし、その代償として重量は凄まじいことになります。個体によっては4.5kgを超え、5kgに迫るものもザラにあります。

5kgの米袋を首から下げて、30分立っていられますか? 悲しいかな、私たちの腰や肩は、もう10代の頃とは違うんです。

実は「SG1000」こそが、大人の選択かもしれない

そこで私が提案したいのが、あえてSG1000を選ぶという選択肢です。 当時、「2000の廉価版でしょ?」なんて思っていたなら、それは大きな誤解です。構造もサウンドも、全く別の個性を持った名機なのです。

1. 「セットネック」が生むキレの良さ

SG1000は、伝統的なセットネック構造を採用しており、あの重たいサスティンプレートも入っていません。そのため、SG2000に比べて幾分軽量です(それでもレスポール並みには重いですが!)。

音質的には、サスティン重視の2000に対し、1000は音の立ち上がりが速く、アタック感が強いのが特徴。 例えば、高中正義先生のファンキーなカッティングや、キャロル、矢沢永吉のようなロックンロールなリフを刻むなら、実は粘りすぎる2000よりも、歯切れの良い1000の方が相性が良かったりします。

2. 「バイサウンド・システム」の万能選手

SG1000には「バイサウンド・システム」というコイルタップ機能がついています。ノブをプッシュするだけで、ハムバッカーの太い音から、シングルコイルのようなシャープな音へ瞬時に切り替えられます。

これ一本で、ブルースから歌謡曲、ベンチャーズまで幅広くカバーできる。これって、これから気ままに色々なジャンルをつまみ食いしたい私たちには、最高の機能じゃないですか?

3. お財布への優しさが、次の夢に繋がる

そして現実的な話、中古相場もSG2000に比べればSG1000の方が手頃です。浮いた予算はどうするか?

私の計画では、その分を**キャンピングカー(あるいは車中泊仕様への改造費)**や、新しい釣具に回します。妻と一緒に日本全国を旅しながら、景色の良い場所で愛機SG1000をポロンと爪弾く。そんな贅沢のために、賢い選択をするのも「大人の知恵」だと思うんです。

趣味がないと老け込むぞ!

「定年したらやることがなくて、一日中テレビを見ている」 そんな未来、想像しただけでゾッとしませんか? 趣味がないと、人間は驚くほど早く老け込むそうです。

ギターでも、釣りでも、DIYでもいい。 何かに夢中になって、機材のスペックをあーだこーだ調べている時間こそが、脳への一番の刺激になります。

もちろん、長く趣味を楽しむためには**「健康」と、それを支える「小遣い(ちょっとした在宅ワークなど)」**も必要不可欠です。私も膝をいたわりつつ、復帰後のプランやリタイア後の資金計画を練っている最中です。

さあ、皆さんも久しぶりに楽器屋を覗いてみませんか? もしSG1000を見かけたら、「エレキおじさんが言ってたのはこれか」と、一度抱えてみてください。その重さとネックの感触が、きっと若き日の情熱を思い出させてくれるはずです。

それでは、また。

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