【定年後の野望】「濡れ落ち葉」なんて言わせない。俺が企むキャンピングカーとジャパンヴィンテージ再生計画

こんにちは、エレキおじさん(62歳)です。

突然ですが、同世代の皆さん。「定年」という言葉を聞いて、どんな気持ちになりますか? 「毎日が日曜日だ」と喜ぶ人もいれば、「やることがなくなってボケてしまうんじゃないか」と不安になる人もいるでしょう。 特に私たち昭和世代の男は、仕事人間として突っ走ってきた分、いざ肩書きがなくなると、家での居場所がない……なんて話もよく耳にします。妻の金魚のフンみたいになって「濡れ落ち葉」なんて呼ばれるのは、正直ごめんです。

私は今、60代という節目を迎えて確信していることがあります。 **「定年後こそが、人生の本番だ」**と。

今日は、私が定年後に向けて密かに(いや、妻には公言していますが)企んでいる「野望」についてお話しします。

夢のキャンピングカーで、妻と気ままに出掛けて釣りをする。

私の最大の夢。それは在宅ワークとこれまでの貯金をはたいて、キャンピングカーを手に入れることです。 ピカピカの新車もいいですが、DIY好きな私としては、中古のバンを手に入れて、自分好みの「車中泊仕様」に改造するのも悪くないと考えています。

その相棒に妻を乗せ、気ままに旅する。 景色のいい海辺に車を停め、朝マズメから釣り糸を垂れる。釣った魚をその場で捌いて、妻と二人で乾杯する。 ギターを積み込んでおけば、満天の星空の下、焚き火を見ながらポロンと爪弾くこともできるでしょう。

想像するだけで、ニヤニヤが止まりません。これが実現できるなら、歳を取るのも悪くないと思いませんか?

手を動かす楽しみ。「B級ギター」の逆襲

旅に出ない日はどうするか。家でゴロゴロしていては一気に老け込みます。 そこで私が今、熱中しているのが**「ジャパンヴィンテージ・ギター」の再生(レストア)**です。

若い頃、憧れのギブソンやフェンダーは高嶺の花でした。私たちが当時手にしたのは、通販や地元の楽器屋で売られていた安価な国産コピーモデルたち。 当時は「安物」「パチモン」なんて言われていましたが、実は今、この時代のギターが見直されているのをご存知ですか?

ここからは少しマニアックになりますが、DIYオヤジの魂が震える「再生計画」の話をさせてください。

かつての「通販ギター」が宝の山に?

実は私、4、5年前にリサイクルショップで**「ウェストミンスター(Westminster)」「トムソン(Tomson)」**のストラトキャスターを見つけ、懐かしさのあまり衝動買いしてしまいました。 割と安価だったにもかかわらず、状態が非常に良かったんです。 すでにポットやセレクター、配線などの電装系は自分で改造済みですが、いじればいじるほど愛着が湧いてきます。

これらは長らく「B級」扱いされてきましたが、製造元を知ればそのポテンシャルの高さに納得がいきます。

ウェストミンスター:マツモク工業の遺伝子

ウェストミンスターは、グレコと同じ神田商会がプロデュースしていました。そして製造を担当していたのは、あの名門**「マツモク工業」**です。 アリアプロIIやエピフォン・ジャパンも手掛けたマツモクの木工加工精度は、世界的に見ても非常に高い水準にありました。

私が手に入れた個体も、ネックのジョイントや木材の質感が素晴らしく、まさに「隠れた名機」。 ただ、入手当時は電装系(ポット、スイッチ、ピックアップ)に安価な部品が使われており、音も少し細い印象でした。

そこで、私の**「ウェストミンスター再生プロジェクト」**の出番です。

  • 電装系刷新: ガリの出やすいポットをCTS製へ、ジャックをSwitchcraft製へ、配線も引き直しました。これだけで音が太く、クリアになります。
  • 次なる野望: 現在の安価なセラミックPUを取り払い、ToneriderやWilkinson、奮発してSeymour DuncanのSSL-1などのアルニコPUへ載せ替えようと画策中です。

こうすることで、マツモク製の良質な木工を活かしつつ、サウンドを現代の実戦レベルまで引き上げることができます。ハンダごてを握り、自分の手で音を蘇らせる。これこそ、私たち定年世代にふさわしい「大人の工作」ではないでしょうか。

トムソン:木曽鈴木バイオリンの職人芸

そしてもう一つ、二光通販でおなじみだった**「トムソン」**。 特にアコースティックギターの多くは、バイオリン製造で名高い**「木曽鈴木バイオリン社」**が製造していました。 バイオリン作りで培った技術は伊達じゃありません。マーチンD-45を模した「スリーピース・バック」や豪華なインレイを持つモデルは、見た目のインパクトが抜群です。

私が持っているストラトタイプも独特の雰囲気があり、経年変化によって乾いた良質な鳴りを持っています。 キャロルや矢沢永吉のロックナンバーをかき鳴らす時、この「派手で懐かしい」ルックスは、ステージ映え(あるいは自宅での自己満足)という点で最強の武器になります。

「健康」と「小遣い」があってこその趣味

こうして夢を語ってきましたが、これらを楽しむためには絶対に欠かせないものが2つあります。

1つは**「健康」**。 釣り竿を振り、ギターを弾き、車のハンドルを握る。体が資本です。私は今、少し体を休めている期間ではありますが、復帰やその後の生活に向けて、無理のない範囲でメンテナンスを続けています。

そしてもう1つは**「小遣い」**です。 妻に気兼ねなくパーツを買ったり、旅のガソリン代を捻出したりするには、年金プラスアルファの「自分のお金」が必要です。 私は今、現役時代の経験を活かした軽作業や、在宅でできるちょっとした仕事をリサーチしています。趣味のための労働なら、苦にはならないはずですからね。

「定年したら終わり」ではなく、「定年してからが本当の自由時間」。 皆さんも、押し入れに眠っている古いギターを引っ張り出して、新しい趣味の扉を開いてみませんか?

それでは、また次回の更新で。 エレキおじさんでした。

⇐もどる  トップ⇒