【第3話】那珂湊での衝撃!アジング初勝利と、深まりゆく「沼」への入り口

こんにちは、エレキおじさんです。

前回、運命のいたずらで購入したダイワのモバイルロッド「セブンハーフ(Lパワー)」と、憧れのリール「月下美人 AIR」。 この最強の「赤黒セット」を手に入れた頃、会社の同僚が釣り好きだと知り、意気投合しました。

「いいポイントありますよ、一緒に行きませんか?」

誘われるがままに向かったのは、茨城のメジャーポイント**「那珂湊港」**。 これが、私の釣り人生を決定づける運命の一日となりました。

雨の夕マズメ、ルアー釣りの覚醒

その日はあいにくの天気で、釣り場に着くと雨がパラついていました。 時間は夕暮れ時、いわゆる**「夕マズメ」**。魚の活性が一番上がるゴールデンタイムです。

港を見渡すと、周りのサビキ釣りの人たちの竿が次々と曲がり始めました。アジの回遊です。

「よし、今だ!」

私は買っておいたジグヘッドにワームをセットし、見よう見まねで海へキャストしました。 これまでルアーでアジを釣ったことはありません。「本当にゴムの偽餌で釣れるのか?」と半信半疑でした。

しかし、その疑いは一瞬で吹き飛びました。 着水して少し沈め、チョンチョンと誘った瞬間。

「コンッ!」

手元に明確なアタリ。 反射的に合わせると、小気味よい引きが伝わってきます。 なんと、人生初のアジングでいきなりのヒット!

しかもそれだけでは終わりません。 投げるたびにアタリがあり、なんと5匹連続の入れ食い状態。 サビキ釣りのコマセ(餌)に狂っているアジが、私のワームにも食いついてくる。

「ルアーで釣れた…しかもこんなに!」

自分の操作で魚を騙し、掛けた時の快感。 この那珂湊での成功体験が、私を**「アジング」**という名の底なし沼へ突き落としました。

0.1g単位の狂気?ジグヘッドとワームの増殖

一度あの快感を知ってしまうと、もう戻れません。 良い道具(月下美人AIR)を使っているおかげで感度も抜群。「もっと釣りたい」「もっと数を出したい」という欲求が爆発します。

感度が上がると、今まで気づかなかった「違和感」に気づくようになります。 「今のショートバイト、食い込まなかったな…」 「潮の流れが少し変わったな…」

そうなると、釣り人の探究心(という名の散財欲)が止まりません。

まず増え始めたのが**「ジグヘッド」**です。 最初は1.0gさえあればいいと思っていました。しかし、アジングの世界は0.1g単位で沈む速度や操作感が変わります。 0.8g、1.3g、1.5g、0.5g…気づけばケースの中は鉛の頭だらけ。

そして**「ワーム」**。 「今日はクリア系がいい?」「いや、プランクトンパターンだ」「アミパターンだ」 釣具屋に行くたびに、「これ釣れそう!」と新しいパックをカゴに入れてしまう。

私のタックルボックスは、あっという間にカラフルなワームと、微妙に重さが違うジグヘッドで埋め尽くされていきました。

セブンハーフだからできる!「Mキャロ」と「フロート」の導入

さらに、ここで意図せず購入した**「セブンハーフのL(ライト)パワー」**という硬さが活きてきます。

一般的なアジングロッド(UL:ウルトラライト)では投げられないような、少し重たい仕掛けをフルキャストできるのです。 そこで私が導入したのが、「飛ばしウキ」系のアイテムです。

1. 魔法の重り「Mキャロ」

ここで出会ったのが、後に私の運命を大きく変えるメーカー**「TICT(ティクト)」**の名作、Mキャロです。 バックスライドしながら沈んでいく特殊なシンカーで、沖の深場にいるアジを直撃できます。

2. 表層攻略「フロートリグ」

軽いジグヘッドを遠くまで飛ばし、表層をゆっくり漂わせるためのフロート(ウキ)。

これらをセブンハーフで大遠投し、沖の潮目についたアジを狙い撃つ。 「ジグ単」だけでは届かないパラダイスを見つけた時の快感は、言葉にできないものがありました。

浮かび上がる「ライン問題」

しかし、ここである重大な問題に直面します。

アジングは繊細です。 軽いジグヘッドを使うときは、感度重視の極細**「エステルライン」を使いたい。 でも、Mキャロやフロートを大遠投するときや、大型が混じるときは、強度の高い「PEライン」**を使いたい。

「今日はジグ単で攻めたいからエステルか…」 「いや、風が出てきたからMキャロで遠投したい、PEに変えたい…」

そのたびに、リールのスプールごと交換するのはコストがかかりすぎるし、予備スプールを持ち歩くのも嵩張る。

「一つのリールで、もっと簡単に、瞬時にラインを切り替えられたらいいのに…」

そんな贅沢な悩みを抱えていた時、私はネットの海で**「衝撃のアイテム」**を発見することになるのです。 そう、あのMキャロを作っているメーカー「TICT」が出している、変態的とも言えるギミックを…。

次回、私のモバイル釣行を完成形へと近づける、革命的パーツの登場です。

【次回予告】 第4話:dポイントで衝動買い!幻のカスタムパーツ『TICT CBSスプール』 お楽しみに!

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