【新章⑩・最終回】涸沼川シーバス釣果報告!妻には内緒の「2セット6本体制」と道具探しの旅

この記事は、【新章:バイク×釣り編(全10話)】の最終話です。前回は「4ピース」という選択肢を解禁したことで、より本格的なシーバスゲームへと進化していくについて語りました

▶ 前回(第9話):【新章⑨】4ピースロッドの魅力!ラテオ&ディアルーナMBで進化するモバイル釣行の基準

▶ 第1話からイッキ読みしたい方はこちら(まとめページ)

こんにちは、エレキおじさんです。

全10回にわたってお届けしてきた、私の「バイク×モバイルロッド」システム構築の旅も、ついに最終回を迎えました。 ロッド選びの原点である「W650に積める50cm以下」という制約から始まり、スクーター導入による「積載の自由」を得て、私のタックルシステムは以下のような究極の形になりました。

その名も、「妻には内緒の 2セット6本体制」です。

究極の「2セット6本体制」の内訳

私の家には、以下の6本(+旧相棒1本)のロッドが、用途に合わせてスタンバイしています。 その日の気分やターゲットに合わせて、これらをパズルのように組み合わせて釣り場へ向かうのです。

1. 5ピース/W650積載トリオ(仕舞寸法47cm以下)

  • 月下美人 MX モバイル: 0.5g〜8g。極小ワームでアジを狙う時の「繊細さ」の極み。
  • アンフィックス S64L-5: 4g〜15g。最短の仕舞寸法で小場所をテンポ良くランガンする「機動力」。
  • フリーゲーム XT S70ML: 6g〜28g。重めのルアーも扱える「汎用パワー」。

この3本は、第6話で紹介した「ホームセンターの工具バッグ」にまとめて収納されています。これがW650釣行時の「ステルス・フィッシング」の基本セットです。

2. 4ピース/スクーター専用「長尺・重量級セット」

スクーターの積載力を前提に導入された4ピースや長尺のロッド群は、その絶妙な仕舞寸法に合わせた「専用ケース」にパッキングされています。

ケースA:三脚ケース (65cm/万能キャリア)

  • 月下美人 MX モバイル(仕舞47cm / 5ピースから選抜)0.5g〜8g
  • or(フリーゲーム XT S70ML: 6g〜28g)
  • セブンハーフ 76LS(仕舞63cm)3g〜15g
  • ディアルーナ MB S706L-4(仕舞61.6cm)5g〜21g

Amazonで見つけた65cmの三脚ケース。本来はカメラ用ですが、4ピースロッドが綺麗に収まるだけでなく、実は5ピースの月下美人MXモバイルも一緒に放り込んでおくことができます。このケース一つで、繊細なアジングからパワーが必要なシーバスまで、スクーターでのランガンを完璧にカバーできる「機動部隊」です。

ケースB:85cmケース (4ピース/スクーター専用)

  • 旧月下美人A55LS(仕舞81cm / 2ピース)0.5g〜8g
  • or(ディアルーナ MB S706L-4(仕舞61.6cm)5g〜21g)
  • セブンハーフ 76LS(仕舞63cm4ピースから選抜3g〜15g
  • ラテオ モバイル 90ML-4(仕舞73cm)7g〜35g

ケースC「はみ出し組」:90cmケース(長尺組の救世主)

  • オーバーゼア 109ML/M-4(仕舞88cm)
  • ダイワ「月下美人 MX A55LS-S」(仕舞81cm)

サーフ釣行など、とにかく長さが必要な時の「はみ出し組」専用。自動車釣行とスクーターの荷台に強固に括り付けるための最大のケースです。

【コラム】失敗ロッドの奇跡の復活と「ジャストフィット」の快感

実はこの90cmケース、元々は「オーバーゼア(仕舞88cm)を安全に運ぶため」に購入したものでした。 オーバーゼアがカチッと収まり満足していた時、ふと部屋の隅でホコリを被っていたあるロッドが目に入りました。 そう、第2話でW650での積載に失敗し、出番を失っていた2ピースの「月下美人 A55LS(仕舞81cm)」です。

「もしかして…」と思い、オーバーゼアが入った90cmケースの隙間にこの2ピースロッドを差し込んでみると……なんとジャストフィット! オーバーゼア用に買ったケースが、手持ちで一番短い(継数が少なく仕舞が長い)2ピースロッドと、一番長い4ピースロッドを完璧に同居させてくれたのです。 かつての失敗ロッドが、スクーターと新しいケースのおかげで最前線に復活したこの不思議な巡り合わせは、まさにパッキングを極めたモバイルアングラーの醍醐味と言えるでしょう。

システムの集大成、涸沼川のシーバス

道具を揃えただけではただのコレクターです。 このシステムが真価を発揮したのが、ホームグラウンドの一つ、涸沼川でした。

その日は、潮位が高く、中規模のバイブレーション(約20g)で深場を探る必要がありました。 私は迷わず、パワーと飛距離、それと適度な操作性を兼ね備えた「ディアルーナ MB S706L-4」に、ハイギアのヴァンフォードをセット。

スクーターで魔の砂利道を攻略し、人がいないポイントに到着。 ルアーを遠投し、流れの中でリフト&フォールを繰り返していたその時。

「ドスッ!」

強烈なアタリと共に、ディアルーナのブランクスが大きく曲がりました。 すぐにシーバスだと確信。シマノらしい「張り」のあるバットパワーで魚の走りを止め、強引に寄せてきます。

ランディングネットで掬い上げたのは、サイズこそランカーには届きませんでしたが、非常にコンディションの良い立派なシーバスでした。

「やった!この道具で、この場所で、獲れた!」

この一本は、道具の進化、バイクによる機動力、そしてメーカーの個性を理解して使い分けた結果生まれた、システム化の賜物でした。

終わらない道具探しの旅

これにて、私のモバイルフィッシングシステムは一区切りつきました。 しかし、道具探しの旅が終わることはありません。

なぜなら、この「2セット6本体制」が完成した途端、次の欲求が生まれてきたからです。 「次は渓流で、もう少しベイトで遊んでみたい」 「ラテオは良いけど、もっと剛性の高いモバイルジギングロッドはないか?」

きっとまた、私はバイクに乗ってホームセンターやネットショップを徘徊し、新しい「運命のパーツ」と出会うのでしょう。 それが、この趣味の醍醐味であり、底なし沼たる理由はそこにあります。

5〜6年前、上州屋のセット竿から始まった私の釣り人生。 バイクと共に自由なスタイルを追求し、道具にこだわることで、その楽しさは何倍にも膨らみました。

全10話、長きにわたり私の「道具語り」にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。 皆さんの釣りライフにも、何か一つでもヒントになれば幸いです。

それでは、またどこかの水辺で、W650110ccスクーターに乗った私を見かけたら、そっと見守ってください。

エレキおじさん

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