皆さんこんにちは、エレキおじさんです。
新しく私の相棒になったエブリイワゴン。少しずつ自分仕様に育てていくカスタムの時間が、今の何よりの楽しみになっています。愛車の車中泊仕様化は、男のロマンが詰まっていて本当に飽きないですね。
さて、少し前に、100円均一のテンションポール(突っ張り棒)を使って、エブリイのラゲッジ部分にある窪みを活かした手軽な収納棚を自作しました。あれはあれで非常に低コストで重宝していたのですが……。
▼ 前回のテンションポールDIYの記事はこちら!まさかの結末もぜひご覧ください(笑) 【100均DIY】エブリイワゴンにラゲッジラックを自作!格安で車中泊・キャンプの収納力アップ(※まさかの結末あり)
実は、先日の富士山旅行で実際にエブリイで車中泊をして夜を過ごした際、ちょっとした「リアルな課題」に気づかされたのです。
富士山旅行で見えてきた、ベッド展開時の「荷物の逃げ場」問題
私のエブリイワゴンでのベッド展開は、1列目と2列目のシートをすべて倒して、フルフラットにするスタイルをとっています。 これだと足を思いっきり伸ばして広々と横になれるので、寝心地は抜群に快適です。
しかし、実際に一晩過ごしてみて「おや?」と思ったのは荷物の置き場所。 このフルフラットスタイルだと、荷物を逃がせる場所が「運転席・助手席の足元スペース」と「後ろのわずかなカーゴスペース」だけになってしまいます。
着替え、シュラフ、釣り具、ちょっとした調理器具や小物が床面に散らかってしまうと、せっかくの寝床がどんどん狭くなってしまうのです。
「エブリイの最大の強みである、高い天井スペースをもっと本格的に活かせないか?」 「それも、運転中や就寝時に頭上にくるものだから、100均の突っ張り棒よりさらに頑丈で、絶対の安心感があるものを作りたい!」
そう考えて、今回は車体を傷つける加工を一切せず、ボルト一本まで安全にこだわった「無加工ボルトオン自作ルーフネットラック」に挑戦することにしました!
総額約6,000円!準備した材料とコスト一覧
今回は「天井吊り下げの頑丈さ」と「圧倒的なコストパフォーマンス」を両立させるため、Amazonとダイソー(100円均一)のアイテムを賢く組み合わせました。お財布に優しく、既製品以上のフィット感を目指します。
| 購入商品 / アイテム名 | 価格(税込) | 購入先・備考 |
|---|---|---|
| 室内用キャリアバーセット(ベース用バー&金具一式) | 3,664円 | Amazon(ユーティリティナットに無加工ボルトオン) |
| 伸縮式インテリアバー(2本) | 1,996円 | Amazon(オートバックス AQ.ブランド / 1本998円) |
| ダイソー ワイヤーネット(62cm×40cm / 2個) | 440円 | ダイソー(1枚200円のマットブラック商品) |
| 耐候・耐熱 結束バンド(黒) | 110円 | ダイソー(黒で統一するためのチョイス) |
| モノクロゴムバンド(カラー輪ゴム) | 110円 | ダイソー(黒色のみを使用) |
| ★ 合計金額 | 計 6,320円 | 既製品のルーフキャリアに比べて圧倒的に格安! |
【写真紹介】今回使用するメインパーツたち

Amazonで購入した「室内用キャリアバーセット(3,664円)」です。 箱を開けてみると、エブリイワゴンの純正ネジ穴(ユーティリティナット)をフル活用するための工夫が詰まったパーツが綺麗に揃っていました。

まずは、ガッチリと固定するためのボルトやワッシャー類。車両の振動でも緩まないよう、しっかりとした強度のボルトが付属しています。車体に傷がつかないように配慮されたラバーパーツやワッシャーも入っており、非常に親切な設計です。

こちらが今回のDIYの肝となる「専用スペーサー(金属製の筒)」と「メタルジョイント(クランプ)」です。エブリイのユーティリティナットは少し奥まった位置にあるため、この厚みのあるスペーサーを挟むことで、内装に干渉することなくガッチリとボルト留めができるようになります。付属の六角レンチ一本で締め付けができるので、追加の工具を買い足す必要がないのも嬉しいですね。

ベースとなる左右のバーに渡すため、こちらの「伸縮式インテリアバー」もAmazonで2本追加購入しました。 カー用品店オートバックスのプライベートブランド「AQ.」の商品で、エブリイワゴンの車幅に合わせてジャストサイズに調整できます。黒地にシルバーのドットがあしらわれたお洒落なデザインです。

そして、100均(ダイソー)で揃えた優秀な脇役たち。 「ワイヤーネット(62cm×40cm)」2枚、結束バンド、モノクロゴムバンドです。色を「ブラック・モノクロ」で統一することで、完成時の車内の一体感を高める作戦です。
【実践】車体への加工は一切なし!ガッチリ組み立て工程
前回のラゲッジ棚はエブリイの窪みに乗せるだけの手軽さでしたが、今回は運転中や就寝時に頭上にくるパーツです。万が一の落下を防ぐため、エブリイワゴンに標準装備されている「ユーティリティナット(ネジ穴)」をフルに活用し、無加工で強固に仕上げていきます。
工程1:土台となるユーティリティナットの位置を確認する

まずは、エブリイワゴンの荷室上部(後部座席のアシストグリップの後ろ側からカーゴスペース付近)にあるユーティリティナットの位置を確認します。普段は内装と同色の丸いプラスチック製の目隠しキャップがはめ込まれています。左右それぞれ2箇所(合計4箇所)のユーティリティナットを使用します。
工程2:身近な釣り具(工具)でOK!キャップの取り外し

このキャップ、取り外すのにそれほど強い力はいりませんが、爪を引っ掛けるだけでは少し固いです。隙間に工具を少し差し込んで、クッと浮かせるように抉る(こじる)のがコツです。

世の中には「内張り剥がし」という専用の道具もあるようですが、わざわざ買う必要はありません。私はたまたまエブリイに積んであった、ダイソーの釣り具コーナーで売っていたプライヤー(ラジオペンチ)を使用しました。 先端の細いプライヤーで内装に傷をつけないように優しく隙間を狙えば、写真のようにパチンと綺麗に取り外すことができます。釣り人の車には必ずある相棒が、ここでも大活躍です。
工程3:ネジ穴(M6ボルト対応)のお披露目!

キャップを取り外すと、写真のように完全なネジ穴が現れました。エブリイワゴンのこのユーティリティナットは、規格でいうと「M6(6ミリ)」のボルトがピッタリ適合する仕様になっています。
工程4:丸型中空スペーサーの取り付け(重要ポイントあり!)

ネジ穴が露出したら、パイプを固定するための「丸型中空スペーサー」を取り付けます。金属製の筒(スペーサー)と長めのボルトを左右2箇所ずつ(合計4箇所)に設置していくのですが、ここで絶対に忘れてはいけない超重要ポイントがあります。

それは、「車体の穴とスペーサーの間に、付属の黒くて丸いフェルトを必ず挟み込むこと」! このフェルトを挟まずに金属のスペーサーを直接締め込んでしまうと、大切なエブリイの内装を傷つけてしまいます。さらに、走行中の微振動で発生する「カタカタ……」という不快な異音を防ぐクッションの役割も果たしてくれる、非常に大切なパーツです。

フェルトを忘れずに挟んだら、付属の六角レンチを使ってボルトをしっかりと締め込んでいきます。左右とも取り付けが完了すると、写真のようにガッチリとした金属製の土台が顔を出します。
工程5:サイドバー(メインバー)の取り付けと組み立ての「コツ」

スペーサーの準備ができたら、黒のサイドバー(メインバー)を取り付けていきます。使用するのはこちらのメタルジョイント(ステー)ですが、ここで実際に作業して分かった非常に重要なコツがあります。
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パーツの合わせ目に「三角の切欠き(凹凸)」があります。この切欠きがずれた状態のままボルトを通して締め込もうとしても、正しく固定できません。しかも、ボルトを通したあとからでは切欠きを直すことができない構造になっています。 「必ず先に切欠きをピタリと噛み合わせた状態にしてから、ボルトを通す」のがスムーズに組み立てる最大のポイントです!

丸型中空スペーサーにサイドバーを通し、上からステーをかぶせて切欠きを合わせ、ボルトを締め込んでサイドバーを固定します。

左右両方のサイドバーの固定が完了しました! 後ろから車内全体を見渡してみると、ご覧の通り。マットブラックの頑丈なバーが左右にしっかりと渡り、まるで純正のプレミアムオプションかのようなシックで引き締まった空間に生まれ変わりました。
後半戦:伸縮バーとネットの設置、そして予期せぬアクシデント
ベースの土台が完成したので、ここからは横方向に伸縮バーを渡し、ダイソーのネットを張っていく仕上げ作業に入ります。
工程6:伸縮インテリアバーを横に渡してフレームを構築


左右のサイドバーをまたぐように、オートバックスの伸縮インテリアバーを2本横方向に渡します。車幅に合わせてバーの長さをぐっと伸ばし、両端のフックをサイドバーへ引っ掛けます。これで綺麗な「はしご状」の骨組みが立ち上がりました!
工程7:ダイソーのネットを載せて仮組み……からのアクシデント発生!

伸縮バーの上に、ダイソーの「ワイヤーネット(62cm×40cm)」を2枚並べてみます。サイズ感は驚くほどピッタリ!しかし、ここで予期せぬ問題が発生しました。

実はこの伸縮式インテリアバー、本来は「アシストグリップ」に取り付けるフック形状のため、今回設置した丸いサイドバーに乗せると、接触面に少し隙間ができて浮いてしまうのです。これでは走行中にカタカタ動き、落下の危険もあります。
そこで、手持ちのDIY資材の中から見つけ出したのがこちら。

以前、釣りのラインブレーカーを自作しようとして「柔らかすぎて使えなかった」という、あの発泡タイプのグリップゴム(溝入り)です。 このグリップゴムをハサミで小さくカットし、スペーサー代わりに加工します。

フックとバーの気になる隙間に、このカットしたゴムをギュッと挟み込んでみたところ……ご覧の通り!絶妙なクッション性で隙間が完全に埋まり、ビクともしないジャストフィット感を実現できました。
工程8:モノクロへのこだわりと、最終チェック&本固定!
ネットの仮固定にも、おじさん流の小さなこだわりを詰め込みました。

伸縮インテリアバーをサイドバーへ固定する際、ダイソーの「モノクロゴムバンド」から黒色の輪ゴムを5本ほど束ねて巻いて固定してみました。一般的な茶色ではなく「黒色の輪ゴム」にこだわったことで、車内のカラーリングをブラックで統一。ゴムの摩擦力が働くため、滑り止めやカタカタ音の防止にも一役買ってくれます。
固定位置を決める際は、「バックドアを閉めたときに干渉しないか」「後部シートに人が座った時に頭上のスペースに余裕があるか」をしっかりチェックします。

位置が決まったら、ダイソーの黒い結束バンドを各ポイントへギュッと締め込んでいきます。

最後に、飛び出していた結束バンドの余りをニッパーで綺麗にカットすれば、エブリイワゴン専用「自作ルーフネットラック」の完成です!
【実用パッキング】エブリイワゴン「大容量3段収納」の全貌
完成したルーフネットラックの収納力を試すため、さっそくパッキングを行いました。

走行中の荷物の荷崩れ・落下を防ぐため、バイクツーリングで長年愛用してきた「ツーリングネット(ゴムネット)」を天井ラックの固定用として再利用します。

シュラフや着替えを入れたバッグを天井ラックに載せ、上からゴムネットを引っ掛けてホールド。急ブレーキやカーブでも全く動かない、完璧な天井収納が誕生しました。

これにて、私のエブリイワゴンの荷室は「大容量3段収納スペース」へと劇的な進化を遂げました!
- 【上段】天井ルーフネットラック: シュラフや上着など、軽くてかさばるものを安全に収納
- 【中段】テンションポール棚: ロッドケース(釣り具)や長尺物、すぐ取り出したい小物を配置 (※中段の棚の作り方は、ぜひ前回のラゲッジラック自作記事をご覧ください!)
- 【下段】ラゲッジカーゴ床面: タックルボックス、水タンクなど重量のあるキャンプ・釣りギアを配置
床面に散らかっていたすべての荷物が、それぞれの指定席にきれいに収まりました。床面がすっきり空いたおかげで、シートをフルフラットに倒しても贅沢で広々とした寝床がいつでも確保できます。
まとめ:6,000円ちょっとで手に入った、我が家の動く秘密基地
今回は、Amazonのボルトオンバーとダイソーの100均資材を賢く組み合わせ、総額約6,000円でエブリイワゴンのルーフネットラックを自作しました。
車体を一切傷つけず、純正ユーティリティナットをフル活用してここまで頑丈で実用的なラックが作れたのは、本当に大満足です。
自分で手を動かし、途中のトラブルもアイデアで解決しながら愛車を「旅仕様」へと育てていく時間そのものが、何よりの贅沢ですね。
すっかり快適になったこのエブリイワゴンで、次は妻と一緒にどこへのんびり出かけようか。後部座席で地図を広げながら、夫婦でそんな妄想を膨らませる時間が今から待ち遠しくてなりません。
皆さんもぜひ、エブリイワゴンの天井デッドスペース大活用DIY、試してみてはいかがでしょうか!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。エレキおじさんでした!